六本木 森美術館 アイ・ウェイウェイ展 16 | 宇宙から愛-会いたい-相対-I してる!

宇宙から愛-会いたい-相対-I してる!

宇宙は自分の目の前まで繋がっている 
宇宙からの愛はみんなに燦々と降り注いでいる


音譜


作品タイトル : 童話 / FAIRYTALE : ヴィデオ

作品タイトル : 童話 / FAIRYTALE : 椅子



宇宙から愛-会いたい-相対-I してる!

Creative Commons License 

作者:アイ・ウェイウェイ
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。




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スクリーンが 右手にあり その前に清時代の椅子がある

解説を 読まずに 椅子に座ったら ちょうど上映が終わって

初めから上映されるところだったので 見ていた ・・・



この作品「童話」プロジェクトの 過程やエピソードが

次々に映し出されるが 街中の人々や 山村の人々

いろいろな人を見ることが出来て 興味深かった



時々アイ・ウェイウェイ氏も 登場したが それらは大抵

インタビューに 答えていることが多かった 大きくて大らかな人だった



ご自分の作品について 「人がアートだと思わなくてもかまわない」と

幾つかの場面でi言っておられたのが 印象的であったが

「童話プロジェクトで1001人の中国の人々が ドイツのカッセルへ行く」

というテーマが 実行されてゆく過程が とてもユニークで面白かった



清時代の椅子に hikkiも座ったが 座ったことでhikkiもこのプロジェクトに

参加しているような気がした 時間は違っても「一つの参加ではあると感じた」



映画の中で 清時代の椅子が ほこりを払われ 分解されたり組み立てられたり

修理され磨かれて 今ここにあるような状態になり 梱包されてカッセルへ送られる



「アートが 人々に考える力を与え 希薄になりつつある人間の社会に

勇気や希望を 与えることを切望する」アイ・ウェイウェイ氏に 共感する



この映画は 何と2時間半位だったので 長さに驚いたけれど

ここまで含めて 今回の展覧会であるような気がして 終わりまで見た

最初に見た 終わりのシーンが出てきて ・・・ それはドイツの人と犬 ・・・



中国から1001人が カッセルへ行き 童話のような日々を過ごして

全員帰還したとのことであった ・・・ みんな偉大なる広報係であったのかもしれない



カッセルの人々も 中国人が好きになった 中国の人々の笑顔は無垢で美しかった

山村に行くほど 一途で無垢だと思う ・・・ 現代文明に汚染されていないと感じる



人間は みんな どこかで繋がっているという気がする

歴史と 土地と 空間と 人間 ・・・ 国家は それらを包含して動いている



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付録 : この展覧会iを見た hikkiの感想


仕事が プロフェショナルである ・・・ 完璧な仕事が会場を埋め尽くしていて

「埋め尽くして」と言っても 広い空間の中に 作品は点在しているが ・・・


専門職人の手になる組み立てで 釘は使われていないという 

あやふやさがない ということは 見ていて居心地がいい


よくある「いわゆる現代アート」の「ある種の素人っぽさ」がない

安心して鑑賞できるのが 楽しかったし 見る人が譲歩しなくて良い

のんきに眺めていれば良いのは 素晴しいことである 


ル・コルビュジェを見たくて 森美術館のメンバーになったけれど

その後の展は 個人のものだけというのはなくて

アイ・ウェイウェイ氏が hikkiにとっては ここでの二人目の個展

彼の頭脳から生まれる(クリエイトされる)事柄が 多くの力で実現されるという

素晴しい環境があることを 「非常に羨ましいと感じる日本人は多いと思う」



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日本も新政権が ものばかりではなく 頭脳に目を向けるように祈りたい♪

多くの創作者/クリエイター/達に 日本国が手を差し伸べる日を楽しみに待ちたい♪





宇宙から愛-会いたい-相対-I してる!

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作者:アイ・ウェイウェイ
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。