今日は11月14日である
昨日と今日 天空では
最近では珍しい美しい空をしていた
hikkiのブログは 今見たら
11月9日で止まっていた
その日 普通じゃないことが起きたのである
ちょっと嚥下の力が ・・・ 危篤で ・・・
息を引き取られました ・・・
三回の電話は ほんのわずかの間のことである
最初の電話で hikkiはもう出かける支度をしていたが
既に間に合わなくて ついに再度言葉を交わすことはなかった
それから3日間 実家にいて
母の服や手芸道具のお片付けをしたり
そこに集うであろう人たちのために
空間を作ったりしていたら 12日まで滞在してしまった
11月14日の今日は 早い葬儀のために
5時半に家を出て スカイライナーで 東京へ向かった
丁度朝日が出始めるちょっと前の
夜と間違えそうな空の 東の端のほうが
わずかに光を帯び始めていたときであった
ライナーが走るのと 時間が過ぎるのと
光がすべての存在に輝きを与え始めた早い朝の
小さな旅を急ぐ旅人のようにして たどり着いた母は
小さな顔が ローマ人のように見えたり
あるいは中世の壁画の中の人のようにみえたが
だれかが 宇宙人のようだといっている
そういえば そんな感じ 既に人間ではなくて
宇宙の一部なのである 表情が人間を手放していたのである
hikkiは 不思議な感覚で 今もここにいる
生きているうちしか 人と話せないし
生きているうちしか 動いたりできない
そんな とても普通のことを
強烈に語りかけている ひとがた が
美しい花に包まれて 横たわっていた
当分 hikkiは この不思議さの中にいるのだと思う
自分の命も 他者の命も 大切にしなくては!
なんか不思議な日々なのである
母は 父のもとへ行ったのであろうと考えた
お父様・お母様と 眠りの祈りの言葉に
お母様という言葉が加わったのが なんだかやっぱり不思議なのである